【ゲーム紹介】Carthage: Bellum Punicum|古代ローマ戦線を描く本格戦術RTS

ゲーム紹介

『Carthage: Bellum Punicum』は、ハンニバル率いるカルタゴ軍でローマに挑む、第二次ポエニ戦争がテーマのリアルタイム戦術ストラテジー。モバイル版で高評価を集めている本作が、2026年にはSteamにも登場予定。硬派な戦史シミュレーションとRTSのいいとこ取りをした、ガチめだけど中毒性高い一作だよ。

基本情報

項目内容
ゲームタイトルCarthage: Bellum Punicum
デベロッパーMindebyte
パブリッシャーMindebyte
ジャンルインディー / ストラテジー / リアルタイム戦術RTS
発売日PC版: 2026年予定(Steam)※モバイル版は先行配信中
対応言語(PC版)英語 / フランス語 / イタリア語 / スペイン語(スペイン)/ スペイン語(ラテンアメリカ)/ ポルトガル語 / ドイツ語 / 中国語(簡体字・繁体字)※日本語は未対応
価格(Steam定価)未定

どんなゲーム?

舞台は紀元前の地中海世界、カルタゴとローマが激突した「第二次ポエニ戦争」。プレイヤーはカルタゴ側の将として、ハンニバル・バルカの進軍を率いてローマ打倒を目指すことになるよ。カンナエ、トラシメヌス湖、トレビア川など、歴史好きならニヤッとする決戦がフルコースで登場するのがポイント。

画面は2D俯瞰視点で、YouTubeの歴史チャンネル「HistoryMarche」風の戦場マップに、駒のような部隊がずらっと並ぶスタイル。派手なエフェクトでゴリ押しするタイプじゃなくて、「戦史書を開いたらそのまま動き出した」みたいな、ちょっと渋めで味のあるビジュアルだね。

ゲーム性としては、いわゆる「Total War」系と本格ウォーゲームの中間くらいの立ち位置。各部隊には士気・スタミナ・隊形・地形適性といったパラメータがあり、正面決戦だけじゃなく、側面攻撃や包囲、地形を使った罠などを組み合わせて、じわじわ敵軍を崩していく感じ。

最大の特徴が「メッセンジャー経由の命令システム」。プレイヤーの指示は即時反映されるわけじゃなくて、伝令が司令部からユニットまで走っていく間にタイムラグが発生する仕様なんだよね。その間に戦況が変わることもあるから、行き当たりばったりじゃなくて「数分後の戦場」をイメージしながら先手先手でオーダーを飛ばす必要がある。

さらに、キャンペーンでは単発バトルだけじゃなく、「補給線」と「政治」がガッツリ絡んでくるのもおもしろいところ。山岳地帯を越える行軍では物資が減りやすかったり、カルタゴ元老院からの支援をどう確保するかで、次の戦いに持ち込める兵力や装備が変わったりと、戦略レベルの判断も求められる作りになっているよ。

モバイル版では、ハンニバルの遠征をたどるキャンペーンに加えて、CPU相手に自由に遊べるカスタムバトル、ひたすら連戦していく「マラソン征服モード」なんかも実装済み。Steam版も同じ路線で、じっくり遊べるモード構成になりそうな雰囲気だね。

コミュニティの反応は?

まずPC版については、記事執筆時点ではまだSteamでリリース前なので、ユーザーレビューはゼロ。まさに「これからの期待株」って立ち位置。

一方で、すでに遊べるモバイル版(Android)ではかなり好評。Google Playなどでは★4点台中盤の評価を集めていて、ウォーゲーム好きのコミュニティから「軽めだけど本格派」「Roma Total Warの雰囲気をスマホサイズに落とし込んだ感じ」といったポジティブな声が目立つよ。

特に評価されているポイントとしては、

  • 補給線や部隊補充、軍制改革、元老院の支持といった“戦場の外”の要素をまとめて管理するキャンペーンの骨太さ
  • 戦闘前に戦場を見て3つまで「戦闘プラン」を事前に組んでおけるシステム
  • 戦闘中は伝令を飛ばして部隊に命令を届ける、独特のリアルタイム指揮感

あたりがよく挙げられている印象。いわゆる忙しすぎるマルチタスク系RTSというより、「戦場を俯瞰して、要所にだけ手を入れる司令官プレイ」を楽しみたい人から支持を集めてる感じだね。

一方で、課題としてよく名前が挙がるのが「チュートリアルの薄さ」と「独特のUI」。現行のモバイル版でも、初見だとボタンの意味や部隊の挙動が分かりづらくて、「理解するまでが大変」という声はちらほらある。とはいえ、そこでハマった人たちは「分かってくると一気に面白くなる」「久々に時間を溶かされたウォーゲーム」と、かなり熱量高めに語っているのも印象的。

総じて、「ガチ目の戦術級ゲームをスマホでここまでやるとは」という驚きと、「だからこそPC版が出たらもっと化けるのでは?」という期待が、コミュニティからにじみ出ている作品って感じだね。

オススメや期待ポイント

1. メッセンジャー式リアルタイム指揮が熱い

このゲームのコア体験は、とにかく「命令が遅れて届く」ことを前提に戦場を読むこと。高速でクリックしてユニットを忙しく動かすRTSとは真逆で、「ここで騎兵を森の裏に回して…」「そこに敵の主力が踏み込んできたタイミングで包囲を完成させる」といった、“数分先の盤面”を何手も読んで指揮していくのがめちゃくちゃ楽しい。

結果として、一回の勝利にたどり着いたときの達成感がかなり大きいし、「歴史上あの戦術ってこういう感覚だったのかも」と、ちょっとした戦史研究ごっこができるのも良きポイント。

2. 戦略レイヤーで第二次ポエニ戦争を追体験

キャンペーンでは、カンナエの大勝だけでなく、その裏側にある補給や政治の駆け引きまで含めて描いてくれるのがうれしいところ。補給隊をどう守るか、どのタイミングで増援や傭兵を投入するか、といった判断が、そのまま次の戦場の兵力差に跳ね返ってくるから、「一戦ごとの勝ち負け」以上の長期的な視点が自然と身につくよ。

歴史イベント的な選択肢も多数用意されていて、「もしハンニバルが別ルートを取っていたら?」みたいな“if”シナリオを追体験できそうなのも、歴史好きにはたまらないところだと思う。

3. モバイル版実績からくる安心感

完全新作のPC向けウォーゲームって、「面白そうだけど本当に遊べる完成度なの?」という不安もあると思うんだよね。その点『Carthage: Bellum Punicum』は、すでにモバイル版で長期運営されていて、アップデートやバランス調整も継続中のタイトル。

実際に遊んだプレイヤーからは、「開発者がコミュニティの声を拾ってアップデートしてくれる」「新バトルや機能が追加されていっている」といった声も上がっているので、PC版でもその積み重ねが反映された、こなれたゲーム体験が期待できそうだよね。

4. 広告・スタミナ制ナシの買い切り系

モバイル版は買い切りのプレミアムタイトルで、広告やスタミナ制に縛られず、純粋に戦略だけに集中できるスタイル。最近はスマホの戦略ゲームだと「ガチャやスタミナ前提」が多い中で、このゲームは昔ながらの“ゲーム一本勝負”なのも好印象。

Steam版の価格はまだ未定だけど、少なくとも「時間をお金で飛ばす」タイプではなく、自分の判断力と読み合いでじっくり戦場を楽しむタイプの作品になるはず。

まとめ

『Carthage: Bellum Punicum』は、派手な演出や爽快コンボよりも、「戦場を俯瞰してじっくり指揮をする」楽しさに全振りした、かなりニッチ寄りの戦術ストラテジー。チュートリアル不足やUIのクセなど、人を選びそうなポイントもあるけど、その壁を越えた先でしか味わえない“古代戦場ならではの読み合い”がしっかり用意されている印象だよ。

・Total Warシリーズや本格ウォーゲームが好き
・第二次ポエニ戦争やハンニバルに興味がある
・忙しすぎるアクションより、じっくり考えるタイプのゲームが好き

こんな人にはかなり刺さりそうな一本。モバイル版(体験版もあるよ)で先に感触を確かめてみて、ハマれそうならPC版のリリースも追いかける、みたいな遊び方もアリだと思うな。

ストアページ

Carthage: Bellum Punicum - Google Play のアプリ
第二次ポエニ戦争でハンニバルはカルタゴを率いてローマと戦った。
Carthage: Bellum Punicum-Lite - Google Play のアプリ
第二次ポエニ戦争の歴史的な戦いと耐久チャレンジが待っています!
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