古代語みたいな架空言語を自力で読み解きつつ、ポーションを調合して患者に処方していく短編パズル。翻訳がハマった瞬間のカタルシスがヤバい。周回で翻訳情報を持ち越せるから、失敗も“学び”に変わるやつ。短時間でスッと遊べて満足度も高め。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲームタイトル | トルービズの秘薬師(The Apothecary of Trubiz) |
| デベロッパー | kinjo / Image Labo |
| パブリッシャー | kinjo |
| ジャンル | 架空言語解読パズル / カジュアル / インディー |
| 発売日 | 2025年11月7日 |
| 対応言語 | 日本語・英語・中国語(簡体字) |
| 価格(Steam定価) | 470円 |
どんなゲーム?
舞台はトルービズ地方の薬局。主人公は中央都市の薬師から異動になって、古代薬師釜が残る地方薬局で勤務することになる。問題は、その使い方が“架空言語”で書かれたマニュアルにしか残ってないこと。つまり、読めない。なのでプレイヤーは、患者の症状とマニュアルの記述を照らし合わせながら、単語ごとに翻訳を仮置き→検証→確定って流れで言語を解読していく。
ゲームプレイは超シンプル。マニュアルに出てくる単語の意味を入力して辞書化、薬材の組み合わせでポーションを調合、それを患者に処方する。処方の結果はいい方向にも悪い方向にも振れるし、そこで得られる“気づき”が次の翻訳や調合のヒントになる。1日ごとに患者が来るサイクルで、周回プレイでは翻訳情報や調合済みの知識が持ち越せるから、回すほどに理解が深まっていくのが気持ちいいんだよね。
Steam版は短時間でクリアできるコンパクトな作りだけど、エンディングは複数パターンあり。ちょっとした選択や治療の成否でささやかに物語が分岐するのがエモい。勤務は10日間になってて、2022年のUnity1週間ゲームジャム版(原型は3日勤務)からボリューム&表現がブラッシュアップされてるのもポイント。
コミュニティの反応は?
発売直後からSteamレビューは“非常に好評”(現時点で高評価率9割超え)で、言語が“読めるようになる”瞬間の快感と、短編らしいまとまりの良さを評価する声が多い印象。メディアの初報でも「解読→調合→処方」のループがわかりやすく紹介されてて、実況動画でも“解けた瞬間の脳汁”が刺さってる感じ。価格もワンコイン未満で手に取りやすいのが追い風だね。
オススメや期待ポイント
- “仮説→検証→確定”の言語解読ループが気持ちいい。単語ごとの翻訳入力がそのまま攻略メモになっていくの、めっちゃ良き。
- 周回で知識が積み上がる設計。 1周目の失敗が2周目の成功に化けるから、トライ&エラーがストレスにならない。
- 短編×複数エンディング。 忙しい時でもサクッと遊べるのに、ちゃんと余韻が残る。実績(全13個)もあるから収集欲も満たせる。
- 価格がやさしい。 定価470円でこの満足度はコスパ良し。セール時にさらにお得。
まとめ
読み解くって行為そのものがゲームになってるタイプで、ひらめきが連鎖するのが最高。薬師のロールも効いてて、ただのパズルじゃなく“対話的な治療”になってるのがサク飯感覚なのに満腹ってやつ。言語解読系が好きな人はもちろん、短時間で新鮮な体験欲しい人にも刺さるはず。トライ&エラーを前向きに回せる人なら、きっと良き旅になる。ドット絵寄りのやわらかい雰囲気とBGMも相まって、夜の一杯みたいにスッと染みる。

