今回は経済と市場にズームイン。国家運営はまず“赤字を止める”のが正義。収支を黒字にしてから投資で加速、これが王道だよ。なお、この連載は公式チュートリアルの内容と流れを土台に、要点をあたし流の言い換え&“つまずき対策”で補強してる。
月次収支の読み方(どこで増えてどこで減る?)
収入の主な箱
- 基礎収入:税・地代・生産など。統制とPOPが伸びるほどジワっと増える。
- 市場・交易:輸出入や流通で得る収益。交通網や港、政策の影響が大きい。
- 一時金(鋳造/Minting・イベント):緊急時の資金源。ただし長期常用は非推奨(副作用があるため)。
支出の主な箱
- 軍の維持:陸海軍の常備コスト。戦時と平時でスライダーを切り替えるのがコツ。
- 防衛施設/要塞の維持:国境の要所だけ常時オン。他は状況で切り替え。
- 顧問/行政:効果と費用のバランスを見て、序盤は少数精鋭。
- 借入の利払い:短期はOK、常習は雪だるま。返済計画とセットで使う。
まずは“見える化”が大事。月次収支の内訳にマウスを乗せて、何が重いかを掴もう。
赤字を止める5手(Unpause直後〜数年)
- 平時は軍維持を一段下げる:士気が必要な戦争の数ヶ月前にゆっくり戻せばOK。
- 要塞は“要点だけ常時オン”:国境・内乱の火種・大港の三種。その他は平時オフで維持費節約。
- 顧問は効果が見えるやつから:収入増や統制・食料など、今の課題に直撃する人材を1〜2名。
- 支出の“固定費→変動費”化:辺境の駐屯・過剰艦隊など、状況で減らせる項目を習慣的に見直す。
- 一時金は短期ブーストに限定:鋳造や借金は建設の立ち上げや戦時に使い、平時は黒字で返す。
市場と価格の超入門(“どこで売って、何で儲かる?”)
- 供給と需要:食料・原材料・製品。供給が多いと価格は下がり、需要が多いと上がる。
- 輸入/輸出:不足は輸入で埋め、余剰は輸出で現金化。道路や港があるほど流通が通りやすい。
- 市場圏(マーケット):地域の“経済圏”。近い大市場に繋がるほど取引量が増えやすい。
- 政策の方針:関税や補助で内需を守るか、自由化で流通を増やすか。序盤は“食料と基礎資材の安定”を最優先に。
コツ:食料が黒字になったら、次は需要が強い製品(布・木材加工・金属加工など)に投資して倍率を取りにいこう。
建設の優先順位と回収年数(ROI)簡易ルール
- 前提:第2回の順番(食料→統制→繁栄)。これが整っている場所は投資効率が高い。
- 三本柱:
- 税収アップ系(徴税・行政効率)
- 生産性アップ系(工房・加工・採取の効率)
- 流通アップ系(市場・倉庫・港・道路)
- 簡易ROIの出し方:
- 期待月次純増=建設後の収入増−維持費増。
- 回収月数=建設コスト÷月次純増。
- 目安:96か月(約8年)以内に回収できるなら“優先”。
- 分散投資:同じ州を連打するより、黒字候補を複数州で広げると安定しやすい。
失敗しない経済運営の設計図
- 予備費(キャッシュクッション):非常時に備え、3〜6か月分の支出を現金でキープ。
- 戦時資金の順番:平時黒字→必要分だけ一時金→勝利後に速やかに返済。長期化の兆しが見えたら支出の棚卸し。
- 価格を“動かす”側に回る:供給を増やせる産品で主導権を持つと、周辺国との取引で有利が取りやすい。
- ボトルネックの可視化:ツールチップで“何が足りないか”を常に確認。食料・統制・収容力のどれが詰まっている?
よくあるQ&A(超要約)
- Q:黒字にならない → A:軍維持・要塞・顧問の三点をまず調整。食料不足が出費を増やしていないかも確認。
- Q:何を建てればいい? → A:その州の食料・統制・繁栄が整っているか→需要が強い産品→ROIが8年以内の順。
- Q:一時金はいつ使う? → A:建設の立ち上げや短期の戦費。勝利・回収の見込みとセットで。
まとめと次回予告
- 最短ルートは赤字ストップ→市場で需要を掴む→ROIで投資。欲張らず、小さく回して確実に積むのが上手い。
- 次回は軍事・外交・技術。戦争の準備と抑止力、同盟の組み方、研究の回し方を、初心者目線で“事故らない順序”に並べ替えるよ。
