【Europa Universalis V 初心者チュートリアル】第2回:POP(人口)と場所の成長——食料・統制・繁栄をつなげて底力UP

ゲームマニュアル

第1回でUnpause前の骨格づくりは完了。今回はEU5の心臓「POP(人口)」と、それが暮らす「場所(州・都市など)」の成長ロジックをまとめて、止血(治安)しつつ栄養(食料)を回し、体力(繁栄)を上げる動線を作っていくね。なお、この連載は公式チュートリアルの内容と流れを土台に、要点をあたし流の言い換え&“つまずき対策”で補強してるよ。


POPと場所の“体温計”を読めるようにする

1) POPパネルの読み方(まずはホバー)

  • 人口総数&増減:今の人数と月次の伸び。
  • 文化・宗教・階級の内訳:摩擦の種を可視化。宗教や文化が少数派だと同化や寛容の政策が効いてくる。
  • 満足度(Satisfaction):税や治安、食料、権利で上下。低いと不穏(Unrest)が増えて事件の温床に。

2) 場所(Location)でまず見る3点

  • 食料(Food):生産−消費の差分。マイナスが続くとPOPは痩せて増えない。港・穀倉・交易で補う。
  • 統制(Control):国家の指示がどれだけ通るか。低いと税・徴兵・治安の効きが悪くなる。
  • 繁栄(Prosperity):余剰の“ご褒美”。高いほどPOP成長や生産効率が上がりやすい。

合言葉は「食料→統制→繁栄」。まず食わせて、治安で漏れを塞ぎ、余剰で加速するのが王道。


ボトルネックを潰す実践レシピ(Unpause直後〜数年)

Step A|食料の黒字化(最優先)

  1. 農業系建物や改善の候補を確認。コスト対効果が良い順に1〜2件だけ着手。
  2. 交易(グレイン/魚など)が近いなら、必要分だけ輸入で繋ぐ。後で内製化すればOK。
  3. 消費側の点検:過剰な駐屯や遠征で食料を食い潰してないかチェック。

Step B|統制の底上げ(治安×行政)

  1. Cabinetの“統制上げ”タスク(第1回でセットしたやつ)を重点地域に当てる。
  2. 治安部門/地方役人の配置や建物で、不穏の火種(税・宗教・文化・失業)を順番に潰す。
  3. 道路・運河などのインフラは、統制と供給網の両方に効く“地味な最強”。

Step C|繁栄を蓄えて成長ループへ

  1. 余剰食料が出て統制も安定したら、生産性施設(手工業・市場・加工)を増やす。
  2. 繁栄が上がる政策/決議を、議会の後押しで安く通す(第1回のテクを再利用)。
  3. 移住の受け皿:収容力(Housingや都市施設)が足りないと人が来ない。上限を少しずつ伸ばす。

POPマネジメントのコツ(事故らないための基礎設計)

  • 赤字食料はイベント連鎖を呼ぶ:飢え→満足度低下→不穏→統制ダウン→税収悪化の負のループ。最初に止めるのはここ。
  • 特権で“満足度を買う”:短期の暴発回避に効く。ただし第1回でも言った通り、撤回は付与より痛いから計画的に。
  • 宗教/文化の摩擦は“寛容か同化か”で方針を一本化:両取りはコスト過多になりがち。
  • 一極集中より“数都市の安定黒字”:補給線と統制の通りやすさが段違い。辺境に成長点を散らしてリスク分散。
  • ツールチップ信仰:POP増減や不穏にマウスを乗せると“正体”が出る。数値の原因追跡が時短の鍵。

開幕の実例(ハンガリーの場合)

  1. 首都圏の食料を黒字化:農業改善→不足分は一時輸入。
  2. Cabinetで統制タスクを継続:首都と周辺の統制を先に100へ近づける。
  3. 治安建物を最小投資:不穏の多い1〜2州に限定。
  4. 収容力を+1段:都市施設か住宅系アップグレード。
  5. 余剰が出たら市場/工房:繁栄が乗る州を優先。

よくあるQ&A(超要約)

  • Q:人口が増えない → A:食料マイナスか収容力不足。どっちもOKなら統制不足や不穏。
  • Q:反乱が止まらない → A:満足度の原因をホバーで特定→短期は特権/治安、長期は宗教・文化・税制の見直し。
  • Q:税収を上げたい → A:統制100に近づける→POP増→生産性施設→繁栄で倍率。順番を崩さない。

まとめと次回予告

  • キーワードは「食料→統制→繁栄」。この順番でボトルネックを外すと、POPは勝手に回り出すよ。
  • 次回は経済と市場。国家全体の収支、交易圏、価格、建設の優先順位を“迷わないルール”に落とし込むね。

チュートリアル一覧

タイトルとURLをコピーしました