ワイオミングの森で、あたしが超好きな“語り”が光る名作。『Firewatch』は、無線越しの会話だけで心が揺さぶられるタイプのアドベンチャーだよ。歩いて、聴いて、選んで、夏の終わりに何を持ち帰るかはあなた次第。短めだけど余韻がすごいの、マジで。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲームタイトル | Firewatch(ファイアウォッチ) |
| デベロッパー | Campo Santo |
| パブリッシャー | Panic / Campo Santo |
| ジャンル | 一人称アドベンチャー(“ウォーキングシム”系) |
| 発売日 | PC/PS4: 2016年2月9日|Xbox One: 2016年9月21日|Nintendo Switch: 2018年12月17日 |
| 対応言語 | 音声:英語/字幕:日本語・英語ほか |
| 価格(定価) | ¥2,300 |
どんなゲーム?
舞台は1989年のワイオミング、ショショーニ国有林。主人公は火の見やぐらの見張り役・ヘンリー。相棒は、双方向の“画面外ヒロイン”こと上司のデライラ。二人はトランシーバー越しに掛け合いながら、森で起きる不穏な出来事を追っていくの。基本は一人称視点で歩き回る探索型。紙の地図とコンパスを頼りに、倒木を乗り越えたり、ロープで崖を降りたり、落書きや手紙を見つけたり。会話の選択肢で二人の関係性の温度感が変わるのがポイントだよ。
操作はシンプル寄り。戦闘も難パズルもない代わりに、会話・景色・音の“体験”で魅せるタイプ。エンディング後にはフリーロームや音声ツアーで、世界をじっくり味わえるのも嬉しいところ。
コミュニティの反応は?
リリース当時からレビューは好意的で、物語・ビジュアル・演技の評価が高め。スイッチ版は携帯できるのが好評な一方、フレームレートや小さなカクつきに言及する声もチラホラ。ただ、PCやPS4での体験は安定という意見が多い印象だよ。
ボリュームはメインで4〜6時間くらい。コンパクトだから合う・合わないの温度差はあるけど、「映画1本より濃い体験」って感じで刺さる人にはドンピシャ。エンディングは“賛否ある系”だけど、そこが逆にリアルで余韻が強いって言われてるね。
オススメや期待ポイント
- 会話劇のキレ:ヘンリーとデライラの掛け合いは、テンポもユーモアも最高。選択肢で空気が微妙〜に変わるのがニクい。
- オリーモス直系のアート:NPSポスター風の色彩、夕焼けのオレンジ、森の深緑…スクショがポスター級。
- サウンドが沁みる:クリス・レモの静かなスコアが、孤独と夏の空気を底上げ。
- 地図とコンパスで歩く楽しさ:ミニマップに頼らず、手元の地図で現在地を探す小さな冒険感がクセになる。
- アフタープレイ:クリア後のフリーローム/音声ツアーで、制作秘話やロケーションを噛みしめ直せる。
まとめ
派手さより“余白”で語る物語体験。短い夏の間に芽生える距離感と、森がもたらす静かなスリル。アクションは求めてないけど、忘れにくい物語が欲しい人に全力で推せる一本。スイッチで気軽に、もしくはPC/PSで落ち着いて—自分の生活リズムに合う遊び方で味わってみて。

