ゲーム紹介 #127 Diesel Railcar Simulator|手動シフトで味わう60年代英国DMU体験

ゲーム紹介

ディーゼル好きのみんな、これは見逃し厳禁。『Diesel Railcar Simulator』は、1960年代の英国ディーゼル気動車を“手動シフト”で走らせる硬派な運転シム。あたしはキャブの揺れとギアチェンジの歯応えに惚れたよ。採点式で腕を上げる周回性、内蔵エディタとワークショップで遊び場が無限に広がるのも推し。グラは質素だけど、挙動の説得力はトップクラス。運転そのものを愛でたい人にドンピシャ。

基本情報

項目内容
ゲームタイトルDiesel Railcar Simulator
デベロッパーLapioware
パブリッシャーLapioware
ジャンルシミュレーション/鉄道/早期アクセス
発売日2018年3月5日(早期アクセス継続)
対応言語英語(日本語:公式未対応/ワークショップに有志翻訳あり)
価格(定価)2,300円(2025年10月時点/Steam)

どんなゲーム?

『Diesel Railcar Simulator』は、英国のディーゼル気動車(DMU)と機関車を、当時の操作感で運転できるシミュレーター。最大の特徴は“手動変速”。クラッチやギア比を意識して速度域に合わせてシフトし、惰性やブレーキを丁寧に繋いでいく。運転が終わるとブレーキ精度や時間厳守、燃費などでスコア評価。信号やAI列車の遅延が毎回変わるから、同じダイヤでも油断すると詰む緊張感がある。

物理は細かく、トランスミッションや車体サスペンションの挙動、キャブのピッチ・ロールまで再現。操作はキーボードやマウスに加え、ゲームパッド/ジョイスティック/HOTAS/RailDriverにも対応。視点を切り替えて客観視したり、AIに運転を任せて走りを観察することもできる。

収録車両は、BRクラス112/117/122/126の“手動変速DMU”に加えて、トルコン式のクラス127、ディーゼル機関車のクラス03/37/40など。ルートはNorth Landen/Westfords/Mountain Passの3本で総延長150マイル超。どのルートも一日分の詳細ダイヤがあり、各サービスを全部自分で運転できるのが楽しい。

そして、このゲームのもうひとつの顔が“作る楽しさ”。ルート・列車・時刻表の各エディタが内蔵されていて、作ったものはSteamワークショップで共有可能。languageタグ付きの翻訳Modや、日本の気動車・塗装を再現したコミュニティ作品も盛ん。遊び場が尽きないタイプだ。

コミュニティの反応は?

Steam全体評価は「非常に好評」。いちばんよく語られる長所は“運転感のリアルさ”と“物理の説得力”。キャブの揺れやギア段の選び方、惰性の伸びなど、手を動かして覚える感覚が気持ちいいという声が多い。一方で、「グラフィックは控えめ」「貨物や入換え要素は薄めで、旅客ダイヤ中心」といった指摘も見られる。総じて、グラより挙動・運転手順を重視する層からの支持が厚い印象。

オススメや期待ポイント

  • 手動シフトの妙味:発車加速→惰行→勾配でのシフトダウン→精密ブレーキ…と、運転の一連を“自分の手で”組み立てる快感。採点で上達が実感できる。
  • AIと信号が作る毎回違う展開:同じ列車でも、他列車の遅延や信号現示で要求が変わる。経験値が生きる。
  • 創作好きに刺さる内蔵エディタ:ルート/列車/時刻表を自作して公開。翻訳Modや新車両・新ルートでコンテンツが増殖。
  • コントローラの懐が広い:RailDriver対応まで押さえていて、据置環境の没入感が高い。
  • 2025年の大型“ゲームプレイ”アップデート計画:実績やキャリア寄りの要素が予告されており、開発は現在も継続。小粒パッチも頻繁で、触れるたびに改善が進んでいる。

まとめ

“線路と信号に従って、手で走らせる”ことの面白さを真正面から味わえる一本。見た目の派手さより、運転操作と挙動の説得力を最優先するなら満足度は高い。手動シフトの学習曲線はあるけど、チュートリアル的なヒントやシンプル操作モードもあるから心配いらない。ワークショップの導入で、翻訳や新ルート・新車両を足していけば、長く遊べる運転箱庭として育っていくはず。

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