シリーズの“原点”がいま帰ってきたって感じ。夜の首都高を自由に流して、パッシングで勝負を挑む――あの流儀が最新のビジュアルと実車カスタムでちゃんと蘇ってる。SP(スピリット)バトルで相手の気力を削り切る読み合いも健在。首都高ドライブの心地よさと一騎打ちの緊張感、両方いけるのがこの作品の強み。あたし的にも、GTやシム寄りとは別軸で“本作でしか味わえない夜”がしっかり戻ってきてて、めっちゃ推せる。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
ゲームタイトル | 首都高バトル |
デベロッパー | Genki Co., Ltd. |
パブリッシャー | Genki Co., Ltd. |
ジャンル | レース(RPG要素あり)/ハイウェイバトル |
発売日 | 早期アクセス開始:2025/01/22(Steam表記)/正式版:2025/09/24(Steam表記)※日本時間では9/25 |
対応言語 | 日本語あり |
価格(定価) | 6,600円 |
どんなゲーム?
舞台は“封鎖された未来の東京・首都高”。 都心環状や湾岸の高低差・分岐が丁寧に再現されてて、夜景の中をフリーランしながらライバルを探す。後方から近づいてヘッドライトを点滅、合図が通れば即バトル。ここがTXRの作法で、レースじゃなく一騎打ちなのがキモ。
バトルはSP(Spirit Point)制。速度やライン取り、車間の詰め方で相手のSPを削っていく。ぶっちゃけトップスピード偏重じゃなくて、流れを読む駆け引きが勝敗を分けるのが面白い。相手のミスを見逃さず、コーナー出口でプレッシャーをかけ続ける――この“精神を揺さぶる”感じが、本作ならではだよね。
ゲームの進行は、ライバル撃破→報酬やパーツ獲得→マシン強化→さらに強いチームへ挑戦のループ。正式版では新車・新パーツ、ライバルやストーリーの拡張が入って、遊び口が広がった。カスタムは吸排気・足回り・ボディ・ギヤ比など基本を押さえつつ、見た目(エアロやホイール)でもしっかり個性が出せる。
操作感は“走って気持ちいい”方向性。 シム完全ガチ勢向けというより、アーケード寄りの軽快さも残した手触りで、コントローラーでもハンコンでも対応。公式に動作確認が出ている機種(例:Logitech G29/G923/PRO、Thrustmaster T300RS/T248、MOZA R5、Fanatec CSL DD、HORI各種など)はオプションから設定できる。角度やFFBを詰めていくと、首都高の車線変更とコーナーのリズムが素直にハマる。
コミュニティの反応は?
Steamの総合評価は“好評〜非常に好評”帯。特に英語圏では“Overwhelmingly Positive”の指標も付いていて、雰囲気再現とBGM、SPバトルの緊張感が刺さってる印象。いわゆる“首都高ナイトラン”の空気感が帰ってきた!って喜びの声が多い。
一方でFFB(フォースフィードバック)やクラッチ対応については議論あり。バージョンを追うごとに調整は進んでるけど、クラッチ未対応やFFBの弱さを気にする声は残ってる。ここは今後のアップデートに期待、ってスタンスが主流かな。とはいえコントローラー勢の満足度は高めで、デッキやパッドで“流す”だけでも気持ちいいのがTXRの良さだと思う。
オススメや期待ポイント
- SPバトルの読み合いが熱い:速さだけじゃなく“精神力ゲージ”の削り合い。ライン取りや間合い管理が勝ち筋になるのが唯一無二。
- 首都高の“起伏と分岐”が攻略になる:合流や分岐点、登り下りで差がつく。相手の得意区間を外して勝負するとか、戦略を練る楽しさがある。
- 正式版でボリューム拡張:ストーリーの完結、新車やパーツ、ライバル追加で長く遊べる下地ができた。
- 幅広い入力デバイス:主要ハンコンに公式対応。ハンドルで没入しても、パッドでチルに流してもどっちも良い。
- テンポの良い強化サイクル:勝って稼いで、即カスタムしてまた走る。周回が苦にならないテンポ感。
まとめ
首都高バトルは“夜の首都高×一騎打ち×カスタム”っていう独自性が全て。正式版でコンテンツ面が太くなって、シリーズ入門にも復帰勢の回顧にもしっかり刺さる仕上がりになった。ハードコアな物理一本勝負じゃない分、まずは気持ちよく走って、相手の心を折る――このゲームの美味しいとこをサクッと味わえるのが最高。あたし的には、最初の一台を愛でながら夜の都心環状を流すところから始めてほしい。勝負の合図は、パッシングで。