背中に村を乗せて旅するって発想、ロマンしか勝たんでしょ?『The Wandering Village』は、巨大生物オンブの背で村を運営しながら、砂漠や雪原、毒の胞子が舞う荒野を渡っていくコロニーシム。可愛いだけじゃなく、資源配分・食料計画・気候対策・オンブとの関係性まで、ちゃんと頭を使わせてくる本格派なの。EA期からブラッシュアップされて1.0リリース済み。癒し×サバイバルの塩梅がちょうどよくて、ジワジワ長く遊べるタイプだよ。
基本情報
項目 | 内容 |
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ゲームタイトル | The Wandering Village(ザ・ワンダリング・ヴィレッジ) |
デベロッパー | Stray Fawn Studio |
パブリッシャー | Stray Fawn Publishing / WhisperGames |
ジャンル | シティビルダー / コロニーシム / サバイバル |
発売日 | 早期アクセス:2022年9月14日 / 1.0:2025年7月17日 |
対応機種 | PC(Windows/macOS/Linux/Steam)/ Nintendo Switch / PS4・PS5 / Xbox One・Series X |
対応言語 | 日本語あり |
価格(定価) | 3,400円 |
どんなゲーム?
オンブの背=限られた土地で“動く街づくり”をするコロニーシム。プレイは大きく3レイヤーに分かれるよ。
- 村の運営(ミクロ):農地・水処理・調理・医療・資材加工など生産チェーンを組む。土地はオンブの背中だから狭いし傾斜や岩もある。建物の配置と人員配分、物流動線を上手く作らないと、歩き疲れて市民が飢えたり病気になったりしがち。研究(テックツリー)で灌漑や保存食、生産効率アップを解放していく。
- 旅路の判断(マクロ):オンブは進み続ける。進路分岐で砂漠・森林・雪原・汚染地帯などバイオームが変化。熱波で作物が枯れたり、寒波で成長が止まったり、毒胞子イベントで浄化が必要になったり。地図を偵察して、どの資源ポイントに寄るか、どの季節帯を通るかを選ぶのが腕の見せどころ。
- オンブとの関係(共生 or 寄生):餌をあげて信頼を高めれば、止まる/寝る/方向転換などの指示が通りやすくなるし、寄生虫イベントの対処もスムーズ。逆に資源欲しさにオンブを痛めつけるような建築や採掘もできちゃうけど、信頼が下がると命令を無視されたり、旅が過酷になることも。ここはプレイスタイルが出るよ。
操作は見下ろし型の王道シティビルダーで、優先度設定・職業割当・資源マーカー指定が基本。チュートリアルも親切で、ストーリーモードに入れば段階的に要素が開くから、初めてでも入りやすい。
コミュニティの反応は?
- Steam評価は「非常に好評」。世界観とビジュアル、オンブとの“心の距離”がゲームプレイに効く設計は高評価。難易度は易しめ設定もあって、コージー寄りに遊ぶ人も多い印象。
- 一方で、1.0直後は「EA最終版と大差ないのでは?」って声や、住民の動線・空腹管理がシビアに感じるってフィードバックも。パッチでの改善余地は議論されてるけど、長期的な継続アップデートに前向きなムードだよ。
- Redditの専用コミュニティでは、後半のアップグレード構成や農業効率、毒胞子対策ビルドの共有が活発。まったり派は観葉植物みたいに“オンブ鑑賞”を楽しんでるのも可愛い。
オススメや期待ポイント
- 唯一無二の“移動式シティビルダー”:定住しないから、気候・資源・季節に合わせて都市計画を回遊的に組み替えるのが新鮮。地形固定の街づくりに慣れてる人ほどハマるやつ。
- 共生プレイのロールプレイ性:オンブを労わって旅をデザインするか、資源を絞って効率全振りか。“優しさ”が難易度やルート選択に反映されるの、エモい。
- 短時間でも達成感:30〜60分でも季節が一巡して“今日は毒胞子を完封して畑も整った!”みたいにキリがつく。毎日のスキマ時間で続けやすい。
- 継続アップデートに期待:UI/UXや住民AIの調整、後半コンテンツの拡充はまだまだ伸びしろ。アートや音の心地よさは既に完成度高いから、磨き込みの余白が楽しみ。
まとめ
“オンブと一緒に生き延びる”ってコンセプトを、見た目の可愛さだけじゃなくゲームデザインに落とし込んだ秀作。資源のやり繰りと気候リスク管理、そしてオンブへの想い——その三角バランスを自分好みにチューニングして、世界を渡る旅を楽しんでほしい。シビアすぎないけど舐めてかかると普通に詰む、その絶妙な塩加減がクセになるよ。