Hex of Steel 第4回:兵科の仕事—相性で火力を2倍にする

ゲームマニュアル

第4回は兵科の役割と相性をがっつり整理するよ。ここを押さえると、同じ編成でも被害を抑えて与ダメを伸ばす動きができるようになる。合言葉は「適材適所」。まずは地上→航空→海軍の順で役割を押さえて、最後に相性表と実戦コンボで仕上げよう。


この記事のゴール

  • 主要兵科の得意・不得意がパッと判断できる
  • 編成の穴(対空不足・対潜不足など)を自分で見つけられる
  • 兵科連携コンボ(偵察→砲→装甲、制空→CAS、駆逐→上陸)が回せる

1) 地上兵科の役割

歩兵(Infantry)

  • 得意:都市・森・丘の防御占領。タイル相性が良いと粘り強い。
  • 不得意:平地での撃ち合い、装甲への正面勝負。
  • 使い方良いタイル(都市/森/丘)で蓋を作り、最後に占領を任せる。

工兵(Engineers)

  • 得意橋の修理/破壊、地雷処理、要塞化支援
  • 不得意:単独突撃。
  • 使い方:渡河作戦や上陸の前に障害物処理。防御時は要所の橋を落として遅滞

偵察(Recon)

  • 得意視界確保・側面取り。敵の反撃射程や配置を暴く。
  • 不得意:正面戦闘。
  • 使い方砲と装甲の“目”。常に前–中間–後ろの支援網を繋ぐ位置に置く。

戦車(Armor)

  • 得意平地の突破、脆い相手の刈り取り、包囲の楔
  • 不得意:森・都市での格闘、AT/砲に射抜かれる展開。
  • 使い方砲で柔らかくしてから突入。橋上や悪タイルで止まらない。

対戦車(AT)

  • 得意:装甲狩り、待ち受け
  • 不得意:押し上げ。
  • 使い方前線一歩後ろの良いタイルで装甲の通り道を抑止。装甲に護衛を付けさせる。

砲兵(Artillery)

  • 得意塹壕剥がし・支援射撃・都市攻略の下準備
  • 不得意:接近戦、単独防御。
  • 使い方偵察→砲→本隊の順で。撃って動かず塹壕を積み、反撃を減らす。

対空(AA)

  • 得意:航空機の抑止・迎撃支援
  • 不得意:前に出過ぎると被弾。
  • 使い方本隊の一歩後ろ制空が怪しい局面を保険。上陸・橋頭保にも帯同。

2) 航空の役割

戦闘機(Fighter)

  • 役割制空権の確保、護衛、迎撃
  • 相性:敵爆撃/攻撃機を落とすのが本業。CASや重爆を守る盾
  • 運用先に空を掃除してから地上支援を通す。燃料/整備の回転も意識。

近接航空支援(CAS / Attack Aircraft)

  • 役割地上部隊への直接支援(歩兵・軽装甲に有効)。
  • 相性:対空に弱い。制空無しの単独突撃はNG
  • 運用戦闘機で護衛→CAS投下→本隊で踏み込みの三段構え。

爆撃機(Bombers:中/重)

  • 役割:都市・工場・港などへの後方妨害要塞砕き
  • 相性:AAと戦闘機に弱い。
  • 運用目標を絞って連続投下。経済を止めると前線の圧がグッと落ちる。

雷撃機・ロケット・ドロップタンク(装備系)

  • 雷撃/魚雷:海軍目標に刺す。
  • ロケット/爆装:野戦砲・AT・装甲への点火力。
  • ドロップタンク航続距離延長で“届かなかった支援”が届く。

3) 海軍の役割

駆逐艦(DD)

  • 役割対潜・対雷撃・機雷処理・対空支援の万能サポ。
  • 使い方輸送船/上陸部隊の護衛に必須。制海線の見張り役。

潜水艦(SS)

  • 役割奇襲・補給線の分断・艦隊の嫌がらせ
  • 使い方:発見されにくい利点を活かし、輸送路の要を叩く。駆逐に見つかると不利。

巡洋艦(CL/CA)

  • 役割対空・対艦のバランス機
  • 使い方:艦隊の中核として駆逐を補助し、上陸作戦の火力支援台に。

戦艦(BB)

  • 役割対地艦砲射撃・制海権の象徴
  • 使い方沿岸砲撃で上陸前に敵前線を柔らかく。ただし航空に弱い面もあるので護衛を。

空母(CV)

  • 役割艦載機運用の移動飛行場
  • 使い方制空→対地/対艦支援の順。燃料と整備で回転を維持し、海上でも制空権を取る。

機雷・掃海

  • 機雷:敵の機動を縛る“見えない壁”。
  • 掃海:駆逐で安全な回廊を作り、輸送船の損耗を防ぐ。

4) ひと目で分かる相性表(超実用)

攻める側 → / 守る側 ↓歩兵軽装甲重装甲砲兵AT航空艦艇
歩兵△(床依存)×××××
戦車○(平地)△(AT注意)××××
AT××××
砲兵○(塹壕剥がし)×××△(沿岸)
AA×××××◎(対航空)
戦闘機×××××◎(対航空)
CAS/爆撃○(軽装甲/軟目標)△(AA注意)×(戦闘機に弱い)△(雷撃装備で○)
潜水艦××××××◎(対輸送/非対潜)
駆逐艦×××××○(対空)◎(対潜/掃海)

※ ○=得意、△=条件付き/互角、×=苦手。地形・天候・補給・士気・塹壕・支援有無で上下する。


5) 兵科連携コンボ(これが勝ち筋)

コンボA:偵察→砲→装甲→歩兵占領

  1. 偵察で視界と敵の“タイル”を確認
  2. 砲兵で塹壕や防御を削る
  3. 戦車で薄くなった面を突破
  4. 歩兵でVP占領、ATで装甲抑止を敷く

コンボB:制空→CAS→本隊踏み込み

  1. 戦闘機で敵航空とAAの“顔”を見て整理
  2. CAS/爆撃で前線の要を点火力で削る
  3. 本隊(歩兵/装甲)で押し上げ、AAを帯同して反撃を抑止

コンボC:駆逐護衛→沿岸砲撃→上陸→橋頭保確保

  1. 駆逐で対潜・対空・掃海、巡洋/戦艦で沿岸砲撃
  2. 上陸部隊が降りたら工兵で障害除去、歩兵で都市に張り付いて塹壕を積む
  3. 対空/ATを早期に渡して橋頭保を固める

6) よくある編成の穴と対処

  • 対空が足りない → AAを本隊の一歩後ろに配置、制空が怪しいマップは戦闘機を優先採用
  • 対潜がゼロ → 海が絡むなら駆逐は最優先。潜水艦に輸送を落とされると作戦が崩壊。
  • 砲が足りない都市/森/丘を殴るときは砲が必須。歩兵と装甲だけで押すと損耗が雪だるま。
  • 偵察がいない → 砲もCASも視界がなければ沈黙。最低1ユニットは常備。

7) サクッとおさらい

  1. マップの勝ち筋に対して必要兵科リストを作る(例:都市攻略→砲・歩、装甲対処→AT)。
  2. 手持ちから穴(対空/対潜/砲/偵察)をチェックし、増援の優先順位を決める。
  3. 偵察→砲→装甲→歩兵のラインをマップ上で引き、初手の偵察位置を置いてみる。
  4. 空が荒れそうなら戦闘機を先に飛ばす(制空→CAS)。
  5. 海が絡むなら駆逐で護衛線を確保してから輸送を動かす。

まとめ:適材適所で“損せず勝つ”

兵科の仕事を分けて連携させると、無駄な被害がスーッと消える

  • 地上は「偵察・砲・装甲・歩・AT・AA」で役割分担
  • 航空は「制空→支援」の順
  • 海軍は「駆逐で安全回廊」を作ってから上陸
    この流れを回せれば、君の軍はもう“勝てる形”になってる。次回は第5回:補給・士気・天候—見えない勝ち筋。行動が軽くなる補給線、与ダメに乗る士気、行軍を止める天候の読み方を、あいら流で解きほぐすね。

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