第二次世界大戦の戦車隊を率いて、でっかい戦場をゴリゴリ前進していくタンクシムが『Tank Squad』。リアル寄りの挙動と弾道、でも操作モード次第でカジュアルにも遊べる“いいとこ取り”な一本って感じ。ソロはもちろん最大4人の協力プレイにも対応してて、戦車を修理したりクルーを育てたり…戦いの前後も含めて“戦車長ライフ”をガッツリ体験できるタイトルだよ。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲームタイトル | Tank Squad |
| デベロッパー | DeGenerals S.A. |
| パブリッシャー | DeGenerals S.A. |
| ジャンル | タクティカル戦闘型アクション / 戦車シミュレーション |
| 発売日 | 2025年5月8日 |
| 対応機種 | PC(Steam) |
| 対応言語 | 日本語を含む13言語 |
| 価格(Steam定価) | 2,799円 |
どんなゲーム?
『Tank Squad』の舞台は第二次世界大戦、ドイツ戦車隊の一員としてソ連軍とガチで撃ち合う戦車シム寄りのアクションゲームだよ。キャンペーンはクルスク戦を題材にしたエピソード制になっていて、一つひとつのミッションが大規模戦闘になってるのがポイント。村や森、丘陵地帯を抜けながら、歩兵や対戦車砲、敵戦車の群れを押し返していく感じ。
プレイヤーは戦車の車長として、砲手・操縦手・装填手などのクルーを指揮したり、自分でポジションを切り替えて撃つこともできる。視点は戦車内部の一人称視点がメインで、照準器やペリスコープ越しに敵を探していく本格派。ただ、アシスト強めの“アーケード寄り設定”も用意されてて、照準マーカーや外部視点をONにすればかなり気軽な操作感にもできるから、シム初心者も入りやすいバランスだと思う。
もうひとつの特徴が“戦闘だけじゃない”ところ。各ミッションの合間には修理ステーションに戻って、ダメージを受けたモジュールを修理したり、主砲弾・機銃弾を再補給したり、クルーの入れ替え・育成もこなす。戦闘での損害や弾薬の使い方が、キャンペーン全体の戦力に響いてくるから、行き当たりばったりで突っ込むと後でジワジワ効いてくるやつ。
そして最大4人までのオンライン協力プレイにも対応。各プレイヤーが自分の戦車を指揮して部隊として動くこともできるし、1輌の戦車に複数人で乗り込んで「車長・砲手・操縦手」みたいに役割分担してワイワイやる遊び方もアリ。無線(ボイスチャット)を使いながら前線と後方支援を連携させると、一気に“戦車隊ごっこ”の没入感が上がるタイプのゲームだね。
コミュニティの反応は?
Steam全体の評価は「やや好評」くらいで、戦車シム好きからはけっこう熱い支持を集めてるタイトル。特に好評なのが、
- 弾道や貫通判定がしっかりしていて、跳弾やノーダメージもちゃんと起こる
- 被弾箇所や角度で結果が変わるダメージモデル
- 建物や木をなぎ倒せる破壊表現と、歩兵・砲兵・航空支援まで絡む“総力戦の雰囲気”
- ソロでもCo-opでも遊べる長めのキャンペーン
あたりかな。War Thunder や Graviteam 系が好きな人から「WW2大規模戦車戦をマルチで遊べるのが嬉しい」って声が上がってる印象。
一方で、気になるポイントとしてよく挙がっているのが、
- マップが密で“敵が詰め込まれすぎ”に感じることがある
- ミッションが長めなのに、戦闘中セーブがまだ無くてダレやすい
- 地形コリジョンや木の当たり判定、視界周りのバグっぽい挙動
- 効果音や爆発エフェクトがちょっと地味で、演出とリアルさのバランスがまだ調整途中っぽい
みたいなところ。とはいえ、開発のDeGeneralsはパッチをかなり頻繁に出してて、バグ修正やバランス調整、新車両の追加なんかも継続中。ニュースを見る限り、戦闘中セーブやコマンドUIの改良もロードマップに入っているので、「成長中のタイトル」として追いかけてるプレイヤーも多い印象だよ。
オススメや期待ポイント
1. シム寄り×アーケードの“いいとこ取り”な戦闘
本格派の戦車シムって、操作が激重で人を選びがちなんだけど、『Tank Squad』はそこをだいぶ柔らかくしてくれてる。リアル寄りの挙動と弾道はちゃんと残しつつ、設定次第でアシスト強めのアーケード寄りにもできるから、自分の好みのラインを探りやすいんだよね。
シミュレーションモードでじっくり撃ち合うと、「砲弾が正面からはじかれたから、今度は側面まで回り込もう」みたいな判断がちゃんと意味を持つ。逆にアーケード寄り設定なら、「とりあえず狙って撃って、当たったらドカーン!」なノリでも楽しめるから、戦車ゲー初挑戦の人も入りやすいと思う。
2. 修理・補給・クルー管理まで含めた“戦車隊運営”感
戦闘でボロボロになった戦車を、戦闘後に工場で直してまた前線に送り出す流れがしっかりゲームになってるのもポイント高い。履帯がやられたまま突撃したり、弾をケチった結果次のミッションで火力不足になったり…みたいな“前の選択のツケ”がちゃんと返ってくるのが気持ちいい。
クルーも戦闘を重ねるごとに経験を積んでレベルアップしていくから、「このベテラン装填手を絶対死なせたくない」みたいなドラマが自然と生まれるタイプ。野戦だけじゃなくて、後方での整備や人材管理まで含めて「自分の戦車隊を育ててる」手触りがほしい人にはかなり刺さると思う。
3. 4人Co-opで“戦車長オフ会”ができる
最大4人までのオンラインCo-op対応で、キャンペーンもマルチで遊べるのがこのゲームの強み。各自1輌ずつ戦車を持って小隊として動いてもいいし、1輌をみんなで分担して「車長・砲手・操縦手・装填手」みたいに役職ロールプレイするのもアリ。
シミュ寄り設定でボイスチャット繋ぎながら、「ここで煙幕!」「右からT-34接近!」みたいに叫び合うと、一気に“戦場ごっこ”が始まるやつ。Co-op前提で遊べる戦車シムって意外と少ないから、戦車好きフレンドがいるならかなり有力候補だと思う。
4. まだまだ伸びしろアリなアップデートロードマップ
リリース後も、開発はけっこう精力的にアップデートを重ねていて、新ミッションや新車両(KV-1派生型や駆逐戦車など)の追加、AIの修理行動の実装、パフォーマンス改善なんかが進行中。次期キャンペーンとして、ポニリィを題材にした作戦や、簡易的な作戦級マップ+プロシージャル戦闘の導入も示唆されていて、「この先どこまで化けるのか」って期待感もある。
ガチガチに完成された大作というより、「アップデートで少しずつ洗練されていく中規模タンクシム」ってポジションだから、変化を追いかけるのが好きな人には相性いいはず。
まとめ
『Tank Squad』は、リアル寄りの戦車戦と遊びやすさをいい感じにミックスしたWW2タンクアクションって感じの一本。弾道やダメージモデルはしっかりしてるし、歩兵・砲兵・航空支援込みの大規模戦闘も楽しめるから、「ちゃんとした戦車戦を遊びたいけど、マルチでワイワイもしたい」って欲張りな願望をだいぶ叶えてくれるゲームだと思う。
まだミッションセーブが無かったり、マップデザインやエフェクト周りに粗さが残っていたりして、完成度100%とは言えない部分も正直ある。それでも、戦場でのヒリつく一瞬や、戦闘後にボロボロの愛車を直して次の作戦に送り出す流れには、他のタイトルにはない魅力がしっかりあるんだよね。
WW2戦車シムが好き、Co-opで戦車隊ごっこがしたい、Tank Mechanic Simulator路線が刺さった――そんな人は要チェックって感じ。セールもそこそこ来てるので、気になったらウィッシュリストに入れて様子見しつつ、アップデートの進み具合を追うのが良きだと思う。

