【Europa Universalis V 初心者チュートリアル】第4回:戦争・外交・研究——“勝てる準備”と“負けない外交”、研究の回し方

ゲームマニュアル

今日は軍事・外交・研究をまとめて“事故らない順序”に並べ直す回。戦争は準備8割、外交は未然に事故を消す道具、研究は中長期の地力アップ。なお、この連載は公式チュートリアルの内容と流れを土台に、要点をあたし流の言い換え&“つまずき対策”で補強してるよ。


開戦の順序と外交の土台

1) 開戦前チェックリスト(Unpause前にここだけは)

  1. 戦争目標(何を取る?何を守る?):1〜2個に絞る。欲張りは長期化の元。
  2. 軍維持スライダーを戻す:戦闘の数か月前から上げて士気を満タンに。
  3. 将軍の配属:主力に1人、包囲・追撃に1人。能力が噛み合う部隊に付ける。
  4. 補給と兵站:前線まで道路/港/補給線が繋がるか確認。山岳・冬季は消耗に注意。
  5. 要塞(Fort)と前線:敵が踏み込みにくい位置に要塞ON。逆に背後の要塞は平時OFFで維持費を節約。
  6. 予備兵力:主攻・支援・予備の最低3枠イメージ。1スタック全ツッパは事故率高め。

2) 外交の基本3点

  • 関係改善(Improve Relations):周辺国・潜在同盟候補・大国に常時回す。敵の敵も狙い目。
  • 同盟網(Alliances)距離+共通の敵+信頼で固める。序盤は“盾”1〜2枚を確保。
  • 抑止(Deterrence):軍事力スコア、要塞線、強い同盟。「殴っても割に合わない」状況を作るのが目的。

3) 研究(技術)の土台づくり

  • 優先は課題ベース:いま困ってるのは何?食料・統制・収入・軍の質…。課題に直撃する技術を先に。
  • 時代(Ages)との連動:開放される制度は早取りが有利。効果が国全体に波及しやすいからね。

作戦テンプレと外交の応用、研究ロードマップ

A. 作戦テンプレ(最初の6か月)

  1. 主攻の突破:平野・橋頭堡・補給の良い州を狙う。2:1の局地優勢で確実に勝つ。
  2. 要塞包囲:砲(包囲力)を最小限連れて、補給線を守りながら静かに落とす。
  3. 予備は反応用:敵の増援に合わせて側面/退路をカット。勝てる戦闘だけ受ける。
  4. 戦争スコアの現実主義:目標を取ったら早めの講和。長居は消耗と借金を呼ぶ。

B. 外交の応用

  • 勢力均衡(Balance of Power):強すぎる隣国が出たら、周辺と緩い反同盟を作る。
  • 保証/警告:小国を守る宣言で、敵の拡張を間接的に牽制
  • 請求の正当性:根拠(コア/請求/宗教・文化)を作ると、開戦コストや講和コストが軽くなる。

C. 研究ロードマップ例(序盤〜中盤)

  1. 兵站・補給・維持費の軽減(長期戦体力)。
  2. 生産性と流通(ROIが良くなる=第3回の再現性アップ)。
  3. 軍の質(士気・戦術・装備)。勝てる戦闘の幅が広がる。
  4. 統治効率(行政・統制の通り)。税も徴兵も乗数がかかる。

事故らない戦争原則と講和、アフターケア

  • 地形と季節:川渡り・山岳・冬将軍は攻め側が不利。勝てる地形を選ぶ。
  • 前線密度:細い回廊に詰め込みすぎない。包囲される形を作らない。
  • 損耗(Attrition)管理:人数上限を超えたスタックはその場でお金を燃やす。包囲部隊は細く。
  • 講和の順序:コア/請求のある州→要衝→借金・賠償。欲張らず反撃されにくい線で締める。
  • 占領後のケア
    • 統制の通りを上げる(行政・治安)。
    • 食料と収容力を確保(第2回)。
    • 反乱の芽は短期(特権・治安)と長期(文化・宗教)で二段処理。

よくあるQ&A(超要約)

  • Q:序盤ぜんぜん勝てない → A:士気満タン前に突っ込んでない?地形悪くない?2:1の局地優勢を守ってる?
  • Q:戦争が長引く → A:目標を絞って早講和。補給線・要塞・損耗を見直す。
  • Q:同盟が集まらない → A:距離・関係値・信頼・共通の敵をチェック。関係改善を先に。

まとめ

  • 勝ち筋は準備→短期決戦→早講和、負けない筋は抑止と同盟。研究は“今の詰まり”から解くのが最短。

チュートリアル一覧

タイトルとURLをコピーしました