ゲーム紹介 #121 Beyond Shadowgate|5倍の規模で甦る一人称パズルADV

ゲーム紹介

30年越しの“幻の設計書”がついに現代で実体化。『Beyond Shadowgate』は、NES版の正統続編として一人称ポイント&クリックに回帰。レトロなピクセル表現はそのままに、ヒントやクイックトラベルなど今どきの快適さも盛り込んで、あの手触りが超拡張されて帰ってきたよ。謎解きの密度もスケールも過去作の5倍クラス。英語オンリーだけど、雰囲気で遊べる人にはめちゃ刺さる仕上がり。

基本情報

項目内容
ゲームタイトルBeyond Shadowgate
デベロッパーZojoi LLC., GrahfMetal
パブリッシャーZojoi LLC.
ジャンルアドベンチャー(一人称/ポイント&クリック)
発売日2024年9月19日
対応言語英語(日本語追加予定!)
価格(定価)2,000円

どんなゲーム?

『Beyond Shadowgate』は、初代『Shadowgate』から35年後の世界を舞台にした正統続編。物語の始まりはKal Torlinの都Gwynenthellの地下牢。主人公のDel Thornburrow(種族: Fenling)は、死刑を待つ囚人の身から脱出を果たし、国を覆う陰謀へと巻き込まれていく。旅路はTorlin ForestGatekeeper Mountainsを越え、やがて世界の均衡に触れる核心へ——。

ゲームは一人称視点のポイント&クリック。画面内の調べる・使う・会話する・移動する、といった操作を積み重ねて謎を解き、アイテム合成や環境ギミックで道を切り拓くスタイル。シリーズ伝統の“死に至る選択”も健在で、うっかりすると即ゲームオーバーになるスパイスが気持ちいい。ただし今回はヒントシステムクイックトラベルマップデスインジケーター昼夜進行などのQoLが入っていて、リトライや探索のテンポがかなり良好。加えて実績40個マウス&キーボード/コントローラ対応も完備。

規模面では、公式が強調する通りNES版の5倍クラスのボリューム。支線では『Deja Vu』『The Uninvited』『Shadowgate VR: The Mines of Mythrok』をモチーフにしたサイドクエストも仕込まれていて、シリーズの系譜を知っているとニヤリとできる。

コミュニティの反応は?

執筆時点でSteam評価はVery Positive。レトロな画作りと現代的UIの融合、マップの広がり、謎解きの“理不尽すぎない意地悪さ”が好評。特にヒントシステムの導入は歓迎ムードで、詰まっても致命的にテンポが崩れない点が評価されがち。一方で現状は英語のみという言語面のハードルや、即死系トラップの多さに賛否が割れる声も見かける。総じて「MacVenture系の正統進化」というトーンが支配的だね。

オススメや期待ポイント

  • レガシー継承×現代化のバランス:見た目も操作感も懐かしいのに、遊び心地は今。古参も新規も入りやすい。
  • 探索の密度:5倍スケールにふさわしく、部屋・道・仕掛けに“手がかり”が散りばめられている。観察の精度が試される。
  • やらかし上等の設計:デスインジケーターやヒントで学習サイクルが回しやすい。死んで覚えるが理不尽には寄りすぎない。
  • シリーズ横断のファンサ:サイドクエストで旧作ネタを大切に拾ってくれる。通好みの小ネタ探しが楽しい。

まとめ

『Beyond Shadowgate』は、30年越しの続編にありがちな“名前だけ復活”とは違う、ちゃんと遊べる正統アップデート。一人称ポイント&クリックの緊張感、観察と仮説検証の気持ちよさを、現代の遊びやすさで包み直した一作だと思う。英語オンリーなのでテキスト解釈が鍵になる場面はあるけど、雰囲気読解で進めたいタイプの人にはむしろご褒美。初代の記憶があるなら、なおさら刺さるはず。今後のアップデートで日本語追加予定だよ!

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