Hex of Steel 第6回:実戦テク—支援射撃・包囲・退却/降伏・鹵獲・地雷・レーダーを使いこなす

ゲームマニュアル

第6回は戦場の“見えない火力”を積み増すテクを一気に解説するよ。キモはこの6つ——
支援射撃 / 包囲 / 退却→降伏 / 鹵獲 / 地雷 / レーダー。どれもルールはシンプルだけど、噛み合うと被害を抑えつつ敵戦力をスルスル削れる。今日で“省エネで勝つ”動き、仕上げよ。


1) 支援射撃:周りが撃ってくれる“見えない火力”

誰が支援するの?

AA・砲兵・対戦車・戦闘機・駆逐艦・軽巡(艦はAAのみ)が対象。攻撃を受けた味方は、周囲の支援可能ユニットを呼び出して自動で反撃支援を受けられる仕組みだよ。
例:戦闘機で敵攻撃機を叩く時に敵戦闘機が近くにいると、そいつが割り込んで支援迎撃してくる/地上部隊を爆撃すると近くのAAが噛んでくる/装甲で殴る近くのATが刺してくる。

attrition(消耗)で効く

砲兵はダメージ0でも“燃料・弾薬を削る消耗”が発生。見かけの与ダメが低くても、次ターンの相手を鈍らせる効果が残るのがポイント。
だから、偵察でFOWを剥がしてから突撃が鉄則。見えない支援に刺されて攻勢が止まるのを防ごう。
補足:駆逐・軽巡はAA支援も担当。

あいら流:“偵察→砲の支援網→本隊突入”。まず支援網を敷いてから殴ると被害が目に見えて減るよ。


2) 包囲:反撃力-15%を積み重ねて安全に削る

敵の周囲に味方を2体以上置くほど、敵の反撃ダメージが-15%ずつ下がる(最大6方向)。実際の例でも2体目の味方が寄ると敵の反撃が下がり、3体目でさらに下がるって流れが確認できる。
さらに包囲=補給妨害にもなる。味方に囲まれたユニットは隣接1体ごとに補給-10%でジワ枯れ。

あいら流:“安全に削る”日は面取り(包囲)優先支援網+包囲-15%×nで相手の牙を抜いてから本命火力を通す。


3) 退却と降伏:退路を塞げば“一撃全損+鹵獲”

退却のトリガー

反撃できない攻撃を受けた時(例:Tiger IIにM3 Leeが0ダメ想定)や、弾薬ゼロの時は退却する。
退却時は攻撃元から最も遠ざかるタイルへ逃げるけど、地形で詰まることもある。

降伏のトリガー

逃げ場が無い(退却不可)状況で殴ると即“降伏”HPに関係なく即全損+残存装備を鹵獲できる。

“塞いで殴る”が必勝パターン

山・海・味方占有ヘクス退路が詰む形を作ってから主砲。そうするとワンパン降伏→鹵獲が狙える。
ただし退路が味方で埋まってるだけのケースは降伏にならず次ターンの行動(攻撃・移動)キャンセル扱いに落ち着く例外も覚えといて。


4) 鹵獲(Capture):取れたら“即・自軍戦力”

降伏した敵は“鹵獲”状態で自軍に編入可能戦車と砲のみが対象(歩兵・航空・艦は不可、国家降伏などは別)。
HPは満タンじゃないから修理が必要。でもキャンペーンならコア扱いで持ち越し可と明記されてる。

あいら流:装甲や砲を“丸ごと戦力化”できるのはズル強い。退路封鎖→降伏→鹵獲を狙える場面を常に探してこ。


5) 地雷(Mines):踏ませて止める、“見えない”遅滞線

  • エンジニア(陸)/駆逐艦(海)が設置・処理できる特殊ユニット。
  • 敵からは不可視踏んだユニットはその場で行動停止(攻撃・回復不可)になり、ターンを落とす。
  • 自軍も踏む危険ありなので運用は慎重に。
  • 処理はエンジニア/駆逐で上に乗るだけダメージ無しで除去できる。

使いどころ:橋頭・渡河点・上陸浜・狭路“踏んだら止まる”を利用して支援射撃と包囲を合わせよう。


6) レーダー:FOW越しの“早期警戒”で主導権を取る

航空レーダー(RADARユニット)

  • 移動・攻撃不可の設置型ユニットエンジニアが設置する。
  • FOW下の敵機を探知機種は不明、位置のみ把握)。
  • 探知範囲はタイル数で、エディタ設定に依存。

水上レーダー(Surface radar)

  • ユニットの特性扱い(現行は駆逐艦のみ自動装備)。
  • 3×3範囲で敵艦の位置を検知艦種不明)。

あいら流:制空/制海の“気配”を先に掴む装置。迎撃位置に戦闘機/駆逐を先出しして、相手の行動を潰そ。


7) これで崩す:6要素の合わせ技テンプレ

テンプレA:支援網+包囲で“ノーダメ突破”

  1. 偵察で敵配置を露出(FOW対策)。
  2. 砲・AT・AA前衛の一歩後ろに置いて支援射線を作る。
  3. 2~3方向から面取りして反撃-15%×nを重ねる。
  4. 軽く当てて attrition、本命で刺して被害最小化。

テンプレB:退路封鎖→降伏→鹵獲

  1. 地形・味方配置で退路を塞ぐ(山・海・占有ヘクス)。
  2. 反撃不能な相性で殴る退却不可=即降伏
  3. 戦車/砲を鹵獲→修理→即戦力

テンプレC:地雷で“止める”→支援集中砲火

  1. 要所に機雷/地雷を置いて相手の足を止める
  2. 止まったところをAT/砲/AAの支援網で削る。
  3. 包囲-15%を足して戦闘リスクを最小に。

テンプレD:レーダー哨戒→先に置く

  1. 航空レーダーで敵機の入りを察知。
  2. 水上レーダー(駆逐)で海域の接近を察知。
  3. 戦闘機/駆逐を“そこにもういる状態”で迎撃、相手の企図を潰す。

8) よくある失敗と回避法

  • FOW下に突っ込んで支援に蜂の巣偵察を先に、支援射線を確認してから殴る。
  • 単方向から押して反撃が痛い包囲で-15%×nを先に作る。
  • 退却させただけで逃した退路を塞いでから攻撃=降伏を狙う。
  • 自軍が地雷を踏む設置位置を記録工兵/駆逐で除去
  • 空から殴ってAAに溶ける制空と支援AAの位置を事前偵察

9) サクッとおさらい

  1. 偵察を前-中-後で繋ぎ砲/AT/AA支援射線を確保。
  2. 狙い敵の2~3方向包囲を図に描き、-15%×nの目処を立てる。
  3. 退路(山・海・味方占有)を確認。塞げるなら“降伏パターン”を優先
  4. 渡河点や橋頭に地雷、沿岸に機雷+駆逐で“止め場”を作る。
  5. 前線の空/海ルートにレーダーを置き、迎撃位置に戦闘機/駆逐を先出し。

まとめ:見えない火力で“省エネ勝ち”

  • 支援射撃で“相手ターンの被害”を削り、attritionで次ターンを枯らす。
  • 包囲-15%×nで反撃を抜き、退路封鎖→降伏で戦力を丸ごと鹵獲
  • 地雷で止め、レーダーで気配を掴み、支援網に誘い込む。

次回は第7回:機動と強襲—空挺・上陸・鉄道・橋の破壊/修理。前線を“動かして勝つ”定番パターンを、あいら流にテンプレ化していくよ。

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